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これはエリーの記憶が無くなってしまうことを恐れたエリーをハルが励ます場面です(29巻)。そしてエリーは記憶を再度失ってしまうのですが、1年後ハルと再開したとき、それを取り戻すことができました(RAVE最終話、35巻)。それは実際に旅をせず、頭をフラッシュバックしていくものでしたが、結果的にはハルの言うとおりだったのです。
最終話をみて、この場面を思い出した人も多かったのではないでしょうか。
概要

遂に一体となったダークブリングに対抗するために、RAVEもまた一体となるべき時が来た。
その鍵を解くのは、エリーの記憶。
一行は、時のひずみから過去へ飛んだ。

その記憶とは、エリーが時を超えたリーシャであった、というもの。
エリーはそれにまつわる様々な想いを知ることになる。
自分の命を掛けた願いのために人生を捧げたシバ。
(結果的にそれは死んだと騙したとも言えるものだった)
謝りたい、話したい、目の前なのにそれが叶わない。
この事実を抱えきれず、泣き崩れるのだった。


(シバを前にして歩み寄るエリーをハルが制止、エリーはシバの辛く長い人生を見送るしかない無念を爆発させた)



そして何より、その願いを未来につなげたジークハルト。
リーシャが50年の時を超えたとしても、記憶が全く無いのでは目的は果たせない。
シンフォニアの大地はこの戦争の結果、オーバードライブにより消え去ってしまう。
その記憶の糸口になりえるのが、リーシャの墓であった。
事実エリーは墓を守っていた骸骨(12巻)のおかげで、ここまでやってきたのだ。

ジークハルトはハルとエリーを現代に戻した後、時を乱さぬために一切なにもしないつもりでいた。
しかし、自身の墓参りに来たリーシャから、誤ってリーシャの手に渡ったエリーのペンダントを受け取ったとき、決心した。
50年後のために、エリーのために、オーバードライブから、あらゆるものから、この地を守ろうと。
ジークは墓の前に座り、そのまま朽ち果てた。


現代に帰ったハル達を迎えたものは、リーシャの墓を守る骸骨の姿であった。
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他話との関連
エリーの記憶は物語の核心のため、主要な話と繋がっています。
その一部を紹介してみましょう。


@ハルとシバの出会い



これはエリーが「ハルー」と叫んでいるのを聞いたシバです。
(人物としては認識していましたが、名前を知るのは初めてです)
そしてその後、↓こうなりました


これは、RAVE第1話(第1巻)でハルと初めて会ったシバの反応です。



Aエリーの記憶を辿る旅





このようにRAVEは本編全体にわたって関連し、物語が展開されていきます。
@なんか5年経っているわけで、記憶しているのは絶対無理だと思います。
従って、マガジンだけ読んでいる人はなかなか全容の理解が難しいのではないでしょうか。
(それが私がこのサイトを立ち上げた理由なのですが)
マガジンだけ読んでいた人も、是非単行本を手にとってもらえれば、と思います。



個人的感想

RAVEの全ての鍵をにぎる「エリーの記憶」
それが明らかにされる最大の山場です。
物語を真面目に読んでいれば、「エリー=リーシャ」は容易に想像できたと思います。
この場面の醍醐味はそれ自体より、それをとりまく周囲の人物にあると言えるでしょう。

これからシバが体験する辛さ。
それが虚構の上に成り立っているという事実は心を責め立てるものがあります。
特に本人を前にして、なにも言ってはいけないその状況は。
でもシバの信念に生きた一生、それが最後の最後に報われたことで、私としては救われました(名場面3位参照)。

ジークハルトの決心は鳥肌がたつ思いでした。
エリーに比べて、あの骸骨の正体を想像できた人はほとんどいなかったんじゃないでしょうか。
かつては時を守るため、エリーを殺そうとしたジークハルト。
様々な出会いが彼を変えたが、信念のために一途に取り組むことは変わりませんでした。

ハルは、記憶がなくなることを恐れるエリーを守ることを約束しました。
しかし、2人は核心において仲間の様々な想い、絆により守られていることが明らかになりました。
そこでRAVEは、ハルとエリーの物語から、より全ての仲間達の物語へと発展したのではないかと思います。

   

記憶をめぐる旅に出る直前、エリーに「なにも心配しなくていい」と励ますハル(29巻)
しかし既にその50年前、同じ言葉を呟いて自らの命を投げ出して果たした男がいたのだった。

名場面特集 第2位
エリーの記憶、仲間達の決心